このページでモンテカルロ法によるルーレット戦略を詳しくご説明します。
カジノを潰したとの逸話もある有名なモンテカルロ法。オンラインカジノのルーレットで勝つための運用における、モンテカルロ法の戦略を説明します。
ルーレット戦略 | ||
1点賭け戦略 | ココモ法 | モンテカルロ法 |
ダランベール法 | 両建て法 | マーチンゲール法 |
10ユニット法 | 順張り戦略 | 31システム |
フィボナッチ数列法 |
【ルーレット戦略】モンテカルロ法とは

モンテカルロ法とは、乱数を使ったシミュレーションや数値計算のことですが、オンラインカジノでは乱数ではなくシステム的に取り組む戦略として知られています。
モンテカルロ法の概要を説明
簡単にモンテカルロ法の概要をご説明します。
モンテカルロ法は、ルーレットへのベットでの結果によって、あらかじめ定めたルール通りに賭け金を変えるのが特徴です。賭け金は紙に数字を書いて、ベットした金額や当たり外れによって数字を書き加えたり消したりしてゲームを進めます。
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モンテカルロ法は配当が2倍と3倍の賭けに使える
モンテカルロ法はオンラインカジノにおけるルーレットの2倍配当(赤黒や奇数偶数、ハイロー)と3倍配当(ダズンベットとカラムベット)のゲームで運用できるシステムベット方法です。
2倍配当は当たる確率がほぼ半々で、払戻金が賭け金の2倍になる賭け方です。具体的にはルーレット盤の赤か黒のどちらか、あるいは偶数か奇数かどちらかのポケットに、投げ入れたボールが落ちるかを決めて賭けます。
例えば、1ドルを賭けると、当たれば賭けた2ドルになって返ってきます。つまり利益は1ドルです。3倍配当の場合には、1ドルの賭け金は当たれば3ドルになり、2ドルの利益を得ます。
3倍配当の賭け方には、2通りあります。1から12、13から24、25から36のどれかに賭けるダズンベットと、上・中・下に数字が分類されたいずれかに賭けるカラムベットのふたつです。
モンテカルロ法は2倍及び3倍配当のゲームで利用できる攻略方法ですが、3倍配当ゲームでなければその効果を存分に発揮できません。
【ルーレット戦略】モンテカルロ法の実践方法
それではオンラインカジノのルーレットにおける、モンテカルロ法の実践方法をご説明します。
紙に3つの数字を書く

モンテカルロ法は賭け金を変動させるので、その記録を紙に書いていきます。最初は紙に、次のように3つの数字を書きます。
- 1 2 3
賭け金は両端の数字を足した金額で
モンテカルロ法での賭け金については以下のようになります。
ルーレットで賭ける場所と最初の賭け金を決める

まずゲームを始める前に、どこに賭けるかを決めておきます。モンテカルロ法はワンセットが終了するまで、常に同じ場所に賭けるのがルールとなるルーレット戦略です。
最初の賭け金は、手持ちの資金量に応じて決めるとよいでしょう。1単位あたりの賭け金をいくらと設定して、紙に書いた数字をかけます。たとえば1単位を1ドルとすると、数字が4となれば賭け金は4ドルです。
賭ける場所は2倍配当と3倍配当のどちらを選ぶかによって変わります。
モンテカルロ法の実践(2倍配当の場合)

まず赤黒や奇数・偶数、ハイローのいずれかに賭ける2倍配当での方法を説明します。
賭け金の単位は1ドルとすると、最初の賭け金は4ドルからのスタートです。賭ける場所は赤にするとします。
まず最初のゲームで黒が出れば外れです。4ドルを失い、紙に書いてある数字の右端に、今賭けた4という数字を書き加えます。紙の数字は次のようになります。
- 1 2 3 4 (4ドルの損失)
そこで次の賭け金は両端の1と4を足した「5」となるので、賭け金は5ドルです。同じく赤に賭けます。
そして次は赤が出たとすると、当たりとなり5ドルの利益を受け取ります。そして、紙に書いた数列の両端を消します。
- 2 3 (1ドルの利益)
次に賭ける金額は残った数字の両端となり、この場合は2と3を足した「5」ドルです。ここで再び赤が出れば当たりとなり、数字はすべて消えます。利益は6ドルとなり、ワンセット終了します。
もし外れた場合には、また右端に賭けた数字(ここでは5)を書き足してゲームを続行します。
- 2 3 5 (4ドルの損失)
このように続けてすべての数字が消えた時、最初の1・2・3を足した6の利益が残るようになります。もし1単位の賭け金が10ドルであれば、60ドルというわけです。うまくいけば、このモンテカルロ法を使ったルーレット戦略で簡単に稼げれるようになれます。
モンテカルロ法の実践(3倍配当の場合)

モンテカルロ法の3倍配当方法はダズンベットでもカラムベットでも、どちらを選んでも構いません。そのかわりにワンセット終わるまで、同じ場所に賭け続けます。
最初に紙に書く数字は同じです。
- 1 2 3
そしてその両端の数字を足した数だけ賭ける点も同じです。1単位あたりの賭け金を決めて、数字を掛け合わせた金額を賭けます。ここでも1単位の金額は1ドルとします。
3倍配当が2倍配当と違う点は、もし当たれば両端の数字をひとつずつ消すのではなく、それぞれ隣の数字も一緒に消すということです。
例えば、最初の賭けが外れて右端に数字を書き加え(ここでは4を書き加える)、次のベットで当たりとなれば、数字はすべて消えることになります。賭け金5ドルに対して10ドルの利益を得るので、最初の4ドルの損失と合算して6ドルの利益が残ります。
- 1 2 3 4 (4ドルの損失)
↓
数字はすべて消える (6ドルの利益)
以上が、モンテカルロ法の運用方法です。それでは次章でこの方法を使ったルーレット戦略についてご紹介します。
ルーレット戦略 モンテカルロ法の課題とは?

ここからはルーレット戦略「モンテカルロ法の課題」についてご説明します。
モンテカルロ法は賭け金がマーチンゲール法(倍賭け法)ほど急激には増えません。ルーレットのテーブルリミットに引っかかりにくいという点では、破綻しにくいルーレット戦略と言えます。
ただし、勝ち数よりも負け数が多い状態が続くと、左側の数字が徐々に大きくなるので、1回あたりの賭け金はかなり大きくなります。手持ちの資金が十分になければ、いずれ枯渇することにもなりかねません。
たとえば、次のようなケースが生じるということです。
記録 | 賭け金 | 当たり外れ | 損益 |
---|---|---|---|
1 2 3 | 4 | 外れ | -4 |
1 2 3 4 | 5 | 外れ | -9 |
1 2 3 4 5 | 6 | 当たり | -3 |
2 3 4 | 6 | 外れ | -9 |
2 3 4 6 | 8 | 当たり | -1 |
3 4 | 7 | 外れ | -8 |
3 4 7 | 10 | 外れ | 18 |
3 4 7 10 | 13 | 当たり | -5 |
4 7 | 11 | 外れ | 16 |
4 7 11 | 15 | 外れ | 31 |
4 7 11 15 | 19 | 当たり | 12 |
7 11 | 18 | 外れ | 30 |
7 11 18 | – | 外れ | 18 |
このように、なかなかワンセットが終わらずプレイが長引くと、左側の数字が大きくなり賭け金も大きくなっていきます。
また累積した損失を回収するまでには、かなりの時間がかかります。オンラインカジノのルーレットは、プログラムではなくライブカジノ であっても、偏りが出るケースがあります。
例えば、赤黒の場合、赤の出現率が低いまま(赤が45%で黒が53%、緑が2%といった形)の場合もあるということです。
この出現率は定期的にリセットされるのではなく、一定時間の移動平均です。つまり45%が続くということは、赤の出る割合が依然として低いままであることを意味します。
あるいは最初の偏りを調整することなく、赤黒の出現率が同じに近づいていくと、最初の損失を回収できなくなります。これは、負け数が勝ち数を上回っている限りはワンセットが終わらないのが理由です。
そこでいかに賭け金を増やさずに長くルーレットをプレイできるかが、モンテカルロ法そのものの「攻略法」となり、稼げる「ルーレット戦略」と呼べます。
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ルーレットでモンテカルロ法を攻略する戦略

勝ち負けを繰り返しながらも、思うようにワンセットが終わらないような場合、次第に賭け金は大きくなってしまうのが、ルーレット戦略のモンテカルロ法の弱点です。
そこで、まずはワンセット終了するまで長引かないような戦略が必要になります。稼ぐためには必要な決断ですね。
おすすめはダズンベットによる3倍配当での運用
ここからは、おすすめのルーレット戦略の運用方法をご説明します。
モンテカルロ法はルーレットの2倍配当と3倍配当に対応していますが、戦略的には3倍配当でのプレイをおすすめします。また出目の偏りによる長期化を避けるためには、3倍配当でもカラムベットよりもダズンベットでのプレイの方が有利です。
まず2倍配当よりも3倍配当の賭け方がおすすめの理由は、赤と黒の出現率の偏りによる影響を受けにくいからです。またカラムベットの場合、ブロックによって赤と黒の割合が異なります。
そのため赤と黒の配分が同数であるダズンベットの方が、バランスよく当たりが出る可能性が高いルーレット戦略と言えます。
数列を変える攻略法

モンテカルロ法では、ルールに従って紙に数字を書き込みます。ここでチェックしたいのが、勝ち負けを繰り返しながらプレイが長引くと、左側の数字が大きくなっていくことです。
左側に大きな数字が残るのは、右側に大きな数字が増えていくことが原因です。
当たりの数よりも外れの数が増えてきたタイミングで、右端の数字をそれよりも小さな左端の数字と入れ替えて、早めに消すようにします。そうすれば、右端には小さな数字が残るので、それ以降にまだ外れが続いても賭け金はそれほど大きくなりません。
例えば、次のように入れ替え作業をします。ゲームは2倍配当で行うと仮定します。
記録 | 賭け金 | 当たり外れ | 損益 |
---|---|---|---|
1 2 3 | 4ドル | 外れ | -4 |
1 2 3 4 | 5ドル | 外れ | -9 |
1 2 3 4 5 | 6ドル | 当たり | -3 |
2 3 4 | 6ドル | 外れ | -9 |
2 3 4 6 | 8ドル | 当たり | -1 |
3 4 | 7ドル | 外れ | -8 |
3 4 7 | 10ドル | 外れ | -18 |
3 4 7 10 | 13ドル | 外れ | -31 |
3 4 7 10 13 | 16ドル | 当たり | -15 |
4 7 10 | – | – | – |
上記の数列を2回連続外れで両端を入れ替えると、次のようになります。
記録 | 賭け金 | 当たり外れ | 損益 |
---|---|---|---|
1 2 3 | 4ドル | 外れ | -4 |
1 2 3 4 | 5ドル | 外れ | -9 |
1 2 3 4 5 | – | – | – |
↓ 入れ替え | |||
5 2 3 4 1 | 6ドル | 当たり | -3 |
2 3 4 | 6ドル | 外れ | -9 |
2 3 4 6 | 8ドル | 当たり | -1 |
3 4 | 7ドル | 外れ | -8 |
3 4 7 | 10ドル | 外れ | -18 |
3 4 7 10 | – | – | – |
↓ 入れ替え | |||
10 4 7 3 | 13ドル | 外れ | -31 |
10 4 7 3 13 | 23ドル | 当たり | -8 |
4 7 3 | – | – | – |
このように、数列を変える攻略法を使った場合、最後の数列を見ると通常のルーレット戦略のモンテカルロ法よりも、大きな数字が残らなくなります。
両端の数字を入れ替えるタイミングは、連続2回外れた時、あるいは当たりと外れの数の差が5以上開いた時など、自由に決めていただいて大丈夫です。
ちなみに両端を入れ替えても、ワンセット終わったあとに得られる利益は変わりません。
【ルーレット戦略のモンテカルロ法】複数のユニットでリスクを分散する方法
モンテカルロ法では、数列を入れ替えるほかにも、リスクを分散する方法があります。
ユニットを複数作ってリスクを分散する

モンテカルロ法はゲームが長引くと紙に書いた数列も長くなり、賭け金が増えるリスクがあります。
そのリスクを分散するために「複数のユニットでの運用」による方法をご紹介します。いわば、モンテカルロ法における攻略法とも言える戦略です。
カジノはもちろん、投機においてもプレイヤー側が有利になれば賭け金を増やし、不利になれば賭け金を減らすのが鉄則です。もし勝率が半々、あるいはやや不利であっても、賭け金を増減させることで損失を回収できるからです。
しかしモンテカルロ法はすでに、賭け金の計算方法はシステム化されていますし、これ自体に手を加えるわけにはいきません。そのかわりに、「複数のモンテカルロ法の運用」を行うユニットを作るという戦略を取ることができます。
モンテカルロ法で複数のユニットの作り方
モンテカルロ法で「ユニットの作り方」をご説明します。
イメージとしては、これまで1枚の紙に数字を書いていたものを、複数の紙に書くという形になります。
例えば、2倍配当の赤黒でモンテカルロ法を実行する場合、最初の4ドルを賭けて外れたならば、その紙には右端に「4」と書き加えますが、その紙はそのまま置いて別の紙を用意して別にモンテカルロ法を運用します。
こちらも外れたら、さらにもうひとつ紙を用意して運用するユニットを増やします。
モンテカルロ法でユニットを増やしすぎると運用も煩雑になりますし、損失を抱えたままルーレット戦略を続けることになります。最初は3~5ユニット程度まで増やすようにします。
複数ユニットの運用方法
ここからは増やしたユニットの運用方法をご説明します。ルールは次のとおりです。
- 当たれば次は、直前の賭け金に最も近い小さな数字で賭ける
- 外れたら次は、直前の賭け金に最も近い大きな数字で賭ける
※どちらも同じ数字が近ければ、再度同じ数字を賭けても構いません。
例えば、3つのユニットがあり、紙に書いた数字が次のようになっているとします。2倍配列での賭けとして考えます。
- 3
- 2 3 5 7 9
- 2 3 5 7
これは2番目のユニットで9を賭けて外れたところです。7の右横に9を書き加えています。
次に賭けるのは、9に最も近い大きな数字です。この場合、一番近いのは3番目の9です。そしてこの賭けが当たったとすると、数列は次のように変わります。
- 3
- 2 3 5 7 9
- 3 5
次に賭けるのは、9に最も近い小さな数字なので、3番目の8となります。これが外れたら、次のように変化します。
- 3
- 2 3 5 7 9
- 3 5 8
次に賭けるのは2番目か3番目の11です。なるべく数列を消したいので、ここは2番目の11で賭けます。これが当たれば次のようになります。
- 3
- 3 5 7
- 3 5 8
以上がモンテカルロ法の複数ユニット運用方法です。このように繰り返していくことで、数列が長く続いたり賭け金が大きくなるのを防ぐことができます。
ルーレットゲームは途中で中断してもよい

モンテカルロ法でユニットを増やしてリスク分散するも、なかなかすべてのユニットが消えないこともあります。このような時、ルーレットの出目にかなりの偏りが生じている可能性があります。
そのような時は、一旦ゲームを中断しても構いません。あるいは別のテーブルに移動して仕切り直しをするのもよいでしょう。
もちろん運用している記録はそのまま、次のルーレットゲームに移行します。これもルーレットで稼ぐために必要なルーレット戦略のひとつです。
モンテカルロ法によるルーレット戦略で稼ぐ!まとめ

オンラインカジノのルーレットでモンテカルロ法を実行すると、長くプレイが続いてなかなか終了しないことがあります。
そこで今回ご紹介したルーレット戦略を使うことで、プレイが長引いたり賭け金が相当に大きくなることを防ぐこともでき稼ぎやすくなります。
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